カフェ・シアンティフィーク東京 - Cafe Scientifique Tokyo - 飲み物を片手に科学について楽しく話をするサイエンスカフェ
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カフェ・シアンティフィーク東京

飲み物を片手に科学について楽しく話をするサイエンスカフェ

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第10回カフェ・シアンティフィーク東京 開催報告
日時:第10回 4/29(日)19時~21時
ゲスト: 神里達博さん(社会技術研究開発センター/科学史・科学論)
テーマ: 「納豆ダイエット狂想曲」

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第10回目のカフェ・シアンティフィークのテーマは「納豆ダイエット狂想曲」。ゲストに神里達博さんをお迎えしました。             

私や家族は健康に良い物を体に取り入れたいという気持ちから、野菜ジュースや油分を除きやすいお茶を毎日飲んではいますが、実際どの程度の効果があるのか疑問でありました。
そんな時に起きた「あるある大辞典」の問題のお話という事で、楽しみにしておりました。             
お話の流れは、「あるある大辞典」の問題から社会としての問題まで広がった内容で、様々なキーワードが飛び出すものの、聞きなれない言葉に対しては解説も加えてくださり、非常に分かりやすかったです。             
フードファディズムという問題は「あるある」のような科学番組が無くなれば解決ではなく、個人の責任がより重大になった現在の生きづらい世の中を反映しているのでは。今は、病気になる権利が無い社会になっているのでは。そんな社会の拠り所が、オカルト番組や健康番組なのでは。             
それでは、自分自身の生活に自信さえ持てば良いのか。などと、カフェで皆様の意見を聞き考え始めるとどんどん深く入っていきました。と同時に、一つの問題に対しここまで掘り下げられるのは、互いに目を見て話すカフェの面白みなのではと感じました。(大高)