カフェ・シアンティフィーク東京 - Cafe Scientifique Tokyo - 飲み物を片手に科学について楽しく話をするサイエンスカフェ
  Café Scientifique Tokyo

カフェ・シアンティフィーク東京

飲み物を片手に科学について楽しく話をするサイエンスカフェ

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第8回カフェ・シアンティフィーク東京 開催報告
日時:第8回 2/9(金)19時~21時
ゲスト: 藤村憲之さん(メディアアーティスト
テーマ: 「触覚の未来」

写真
第8回目となるカフェ・シアンティフィークのテーマは『触覚の未来』。今回は、メディアアーティストとして
「触ること、コンタクトすること」をテーマに作品制作と研究をなさっている藤村憲之さんをゲストとしてお迎えしました。開催時刻の19時半にはカフェは20名程の参加者でいっぱいになり、藤村さんを中心にテーブルを繋げてまるく輪になって座り、各々がコーヒーやビールを片手にお話が始まりました。

テーブルに配布した写真を見ながら、藤村さんご自身の作品である『Remote Furniture~離れて、でもつながった椅子』にまつわる裏話や海外のメディアアートの紹介から話は広がり、
「なぜ日本語版のメディアアートについてのwebサイトが少ないのか?」「メディアアートの教育者が少ないのでは」といった様々な意見が投げ掛けられました。参加者同士が途中自己紹介を交えながら、ご自身の意見を語られる場面も多く、講演会ではないカフェの本来の姿を思わせる打ち解けた雰囲気となりました。

藤村さん発案の「手のひら伝言ゲーム」では、5~6人の参加者が少し照れながらも手を取り合って伝えた絵柄に、会場には笑いや驚きの声が溢れ、「漢字や音符などよりも幾何学模様などの意味を成さない記号の方が伝わりやすい?」というような新たな発見もありました。
「自分の言いたいことや気持ちはどうやって相手に伝わっていくのだろう?」そんな素朴な疑問にはっとさせられるような、普段は意識しないコミュニケーションやメディアの考え方に触れられた、あっという間の2時間でした。(山下)